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Showing posts from June, 2016

Rhinocerosでのモデルの表示設定方法 その2

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以前の投稿 で、プロパティパネル内でのサーフェスの表示スタイルのカスタマイズを行いましたが、その場合はプロパティを変更したオブジェクトのみスタイルが変更されます。 今回はRhinoのオプション画面にて表示設定をカスタムし、標準の表示スタイル自体を変更する方法をご紹介します。 デフォルトの表示スタイルでは、ラインの表示が細く、制御点や点オブジェクトも小さくて見づらく感じる場合があると思います。これらのオブジェクトを見やすくなるように変更してみます。 ビュータイトルの詳細メニューから、「表示オプション」をクリックします。 Rhinoオプション画面が立ち上がり、「ビュー>表示モード」の項目を参照している状態になっています。 ワイヤフレーム、シェーディング、レンダリングなど、各表示モード使用時の設定をそれぞれ変更することができます。 まず、制御点のサイズを見やすい大きさに変更します。 点オブジェクト及び点群データの点サイズ変更はこちらです。 曲線の幅も見やすい太さに変更します。 変更結果は画面の方で常に更新されているので確認ができます。 標準設定に戻したい場合は、「デフォルトに戻す」のボタンもありますので、ご安心ください。 表示スタイルが変更されて、それぞれのオブジェクトが見やすくなりました。 他にも詳細な設定項目が存在しますので、お好みの表示状態に変更してみてください。 カスタマイズした設定を、他のPCのRhinoでも再現したい場合は、ツールメニューから「オプションをエクスポート」にて設定ファイル(拡張子*.ini)で書き出しが行えますので、他端末で「オプションをインポート」にて読み込んで ご使用ください。 これらの設定を行った状態のマシンを準備して、弊社はRhinocerosトレーニングを実行しています。 現在、7~8月にかけてRhinoトレーニングの10%OFFキャンペーン中ですので、ぜひご利用ください。 ↓詳細・お申込みはこちらからどうぞ http://www.dipross-online.com/products/list.php?category_id=9

日本ものづくりワールド2016に出展しました

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東京設計製造ソリューション展に出展しました こんにちは。ディプロスの営業担当の山田です。先日6/22~6/24の3日間で開催された「日本ものづくりワールド2016 東京設計製造ソリューション展」にディプロスも出展しました。 3DプリンタやVRと並ぶ注目の技術「3Dスキャナー」 近年では3DプリンターやVR技術などに非常に注目が集まり、今回の展示会でもブース内に人が殺到していました。その流れなのか、3次元測定コーナーにブースを構えていたディプロスのブースにもお客様がたくさん集まり、興味深くお話を聞いていただくことができました。 3DプリンターもVR技術も大変に夢のある技術なのですが、その技術を活用するためには3次元の情報をインプットする、データを作成するための道具が必要です。そのため、今世間でどのような3Dスキャナーがあるのか知りたいというお客様が多くご来場された印象です。 今回のブースでは、フィギュア関係や自動車メーカーによく売れている固定式のスキャナーと、プラント関係や造船、航空機関係によく売れているハンディタイプのスキャナーのPRを行いました。写真をご覧になるとわかると思いますが、ブースを二分してそれぞれの製品の特長をアピールする工夫をしました。その結果、ディプロスのブースで足を止めてくださるお客様が多く、「具体的にどのような事例で活用されているのか」質問を多く頂くことができました。 3Dスキャナーの詳しい情報について 今回展示した商品についての詳しい情報は、ディプロスの3Dスキャナー特設ページへどうぞ! http://www.dipross3d3.com/#!event/jwluz

作例: T-Splines Grasshopperを使用した義足

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Rhinoceros T-Splines ver4.0からGrasshopperに統合された機能の使用例を紹介します。 今回はドロネー図を使用したデザイン要素のある義足のようなものを作ってみました。 ベースとなるサーフェスの作成 今回は4本のラインからロフトでサーフェスを作成しています。 サーフェスは極力シンプルで無駄なアイソカーブなどないようにすることが重要です。 また、基本的にはポリサーフェスで使用することはできません。 Grasshopperでドロネー図を作成 Grasshopperで投影するドロネー図を用意します。 ドロネー図はGrasshopperでコンポーネントが用意されていますので、ランダムで発生させた点から作成します。 ドロネー図を用意したサーフェスにMap to Surfaceで投影し、投影したラインに対してT-Splineパイプを作成します。 T-Splinesパイプでセグメントの数や半径を入力します。 シミュレーションしたものをベイクして完成 パイプをベイクしてスムーズをかけたものです。 ラインの交差部の表現が通常のモデリングでは難しい形状ですが、綺麗に表現されています。 Grasshopperでアルゴリズムを組み上げていますので、何パターンもシミュレーションを行うことができます。 他にもT-SplinesとGrasshopperを組み合わせて面白い表現ができるかもしれません。 以上、diprossモデラーの稲葉でした。

Rhinocerosでの抜き勾配確認方法

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設計担当の鈴木です。 今回はRhinocerosで樹脂製品の設計を行う際に必要になる抜き勾配の確認方法を ご紹介いたします。 抜き勾配とは金型から成型品をスムーズに離型させるために付ける傾斜のことです。 抜き勾配を付けると金型が開いた瞬間に成形品と金型に隙間ができ、結果成形品がスムーズに取り出せるということになります。 それではマウスを題材に抜き勾配を確認するためのコマンドを紹介します。 解析ツールバーの中に 「ドラフト角度を表示」 というコマンドがあります。 コマンド選択後、金型の抜き方向から抜き勾配を確認したいポリサーフェスを選択します。 すぐに解析結果がカラーマップで表示されます。 今回の設定ですと抜き勾配2度以上が青、1度が緑、赤が0度以下となり垂直面もしくは アンダーカット部分になります。 Rhinocerosはサーフェスモデラーでありながら設計を行う際に必要な解析ツールなども多く 備えています。 このようなコマンドを使用することで設計前のデザイン段階で量産設計を考慮したデータ作成が 可能になります。

モデリングデータはちゃんと渡せてますか?(入出力フォーマットの話)

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金額が安く導入がしやすいRhinocerosですが、Rhinocerosをこれから導入しようとしている方やモデリングを仕事として使用されている方で最も興味があるのは、もちろんモデリングツールとしての使い勝手だと思います。 次に興味があるところとしては、データの受け渡しフォーマットについてではないでしょうか。 設計者からの3DCADデータや2Dデザイナーからの二次元のデータ、そしてモデリング後のデータの渡し方など。 本日はRhinocerosのデータの受け渡しについて少し紹介しようかと思います。 Rhinocerosの入出力フォーマットについて Rhinocerosは標準で以下のように非常に多数のフォーマットをサポートしています。 【入力フォーマット】 3Dstudio, AdobeIllustrator, AutoCAD(dxf, dwg), DirectX, EPS, GHS, IGES, LightWave, Microstation, MicroBuilder, NextEngineScan, OBJ, OFF, PDF, PLY, Points(asc, csv, txt...), RawTriangles, ReconM, SketchUp, SLC, SolidWorks, STEP, STL, VDA, VRML, WAMIT, ZCorp  【計 30 種】 【出力フォーマット】 ACIS, AdobeIllustrator, AutoCAD(dxf, dwg), COLLADA, Cult3D, DirectX, EnhancedMetafile, GHS, GoogleEarth, GTS, LightWave, MorayUDO, MotionBuilder, OBJ, Parasolid, PDF, PLY, Points, POV-Ray, RawTriangles, RenderMan, SketchUp, SLC, STL, VDA, VRML, WAMIT, WindowsMetafile, X3D, XAML, XGL, ZCorp  【計 33 種】 【画像入出力フォーマット】 BMP, Targa, JPEG, PCX, PNG, Tiff  【計 6 種】 たくさんありますよね。どうでしょうか、お使いの環境またはお取引先の設

dipross onlineshopキャンペーンのお知らせ

2016 年 6 月 1 日(水)よりオンラインショップ限定で Rhinoceros 強化キャンペーン を実施中です!! Rhinoceros 関連のソフトウェアが 10 % OFF !! Rhinoceros トレーニングも 10 % OFF !! さらに、トレーニング後 3 ヶ月間は講師が無償で Rhino の使用方法について質疑対応いたしますので 今年中に Rhino をマスターすることを目指していただきます。 下記詳細をご案内いたしますので この機会に是非、ソフトのご購入やトレーニングをお申し込みください。 キャンペーン対象商品一覧 商品名 通常価格 キャンペーン価格 期間 Rhinoceros5 ( Win 版) 135,000 円 121,500 円 6 月 30 日まで Rhinoceros5 ( Mac 版) 78,000 円 70,200 円 6 月 30 日まで Autodesk T-Splines Plug-in for Rhino Ver4.0 128,000 円 115,200 円 6 月 30 日まで RhinoResurf 78,000 円 70,200 円 6 月 30 日まで Flamingo nXt5 76,000 円 68,400 円 6 月 30 日まで RhinoLevel1 トレーニング 108,000 円 97,200 円 7 月開催予定分 RhinoLevel2 トレーニング 120,000 円 10,8000 円 8 月開催予定分 Rhino 1day トレーニング 36,000 円 32,400 円 7 月開催予定分 Rhino テクニカルサーフェストレーニング 50,926 円 45,833 円 8 月開催予定分 ※ソフトは 6 月 30 日 17 : 00 までの申込みとなりますのでご注意ください。 ※トレーニングは開催予定の 1 週間前までにお申し込みをお願いいたします。 詳細 各ソフトやトレーニング日程などの詳細やお申込みにつきましては 下記 URL よりご確認ください。 ⇒ http://www.dipross-onlin

「SolidWorks」についてのご紹介

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今回は当社にて販売しておりますCADの中から 「SolidWorks」 についてを簡単にご紹介いたします。 ユーザーインターフェースはこんな感じです。 シンプルで見やすい構成は、長時間モニターに向き合う上でのメリットであると思います。 「SolidWorks」はダッソーシステムズ・ソリッドワークス社が提供するミッドレンジの3次元CAD。 比較的安価でありながら設計者にとって必要なツールを多く兼ねそろえ、直感的で扱いやすい 機械設計に適した3次元CADです。 主な特徴は ・ ヒストリー型(工程や寸法を履歴として残し、再編集が可能) ・パーツ複数を組み合わせたアセンブリモデルの作成が可能 ・動作検証や干渉検出、強度解析などの検証が可能  …等が挙げられます。他のハイエンドCADを扱った経験のある人でも、必要十分な機能が 備わっていると感じられるでしょう。わたくし自身、長らくCATIA V5を使用してまいりましたが SolidWorksへの移行に戸惑うことはありませんでした。  細かな部分の説明は割愛しますが、大変 とっつきやすい CADであると感じます。 SolidWorksに関しましては、当社にて有料のトレーニングを実施しております。 http://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=46  今回はヒストリー型の「SolidWorks」をご紹介致しましたが、当社ではノンヒストリー型の 「Rhinoceros」も販売しております。各種取扱いに関しましては お気軽にお問い合わせくださいませ。 以上、Dipross設計担当の清原でした。