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Showing posts from April, 2017

SolidWorksの「座標系」について

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こんにちは。 今回はSolidWorksの機能の中から、「座標系」の 使い方についてをご紹介致します。 上図では、デフォルトの座標系に準じ、1の目が正面視として設定されています。 一方、他部署や社外にデータを提出する際など、正面視を他の方向に設定したい場合も あるかと思います。 その際に、「座標系」を作成すると便利です。 1.コマンドを実行する メニューバーの挿入より、参照ジオメトリから「座標系」を選択します。 2.座標系を定義する X,Y,Zの各軸方向を、グラフィック領域の直線要素やデフォルト平面等を用いて 定義を行います。 正面図はZ軸に対しての垂直面、+側から見た方向となります。 今回は2の目を正面になる様に設定してみました。 3.モデルを出力する モデルをパラソリッド、step等で出力する際、ダイアログの左下に「オプション」の ボタンがあります。これを押して、オプションの下部にある「出力座標系」のリストより 作成した座標系を選択します。 4.定義した座標系に準じたモデルとして読み込まれる 出力したファイルをインポートすると、定義した座標系に準じた向きのモデルとして 読み込まれました。 今回は原点をデフォルトの位置と同じとしましたが、別の座標に設ける事も可能です。 今回はSolidWorksの「座標系」についてをご紹介いたしました。 以上、ディプロス設計の清原でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/   (ディプロスオンラインショップ) ▼ソフトウェアの教育、3Dスキャナーの情報はこちら https://www.dipross3d3.com/   (3D3 Solutions) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Perspectiveビューの回転軸を再設定

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Rhino体験セミナーで、一番質問数の多い事柄と解決方法をご紹介します。 狙った所にズームできない… Rhinoでモデリングしていると、Perspectiveビューの回転軸が思わぬ地点に設定されてしまう事があります。 特に、全長が長いモデルに対して加工作業を行っていると、片側に回転軸が固定されて、もう片側にズームできないといった不具合が起きてきます。 この症状は、ユーザーがモデリング作業をしていたオブジェクトを中心にして 自動的に回転軸が更新される為に起きるようですが、その正確な再設定のタイミングはよく分かっていません。 以下の対処方法をお試しください。 対処方法 →【ターゲット点を設定】 (メニューの位置;ビュー>カメラの設定>ターゲット点を設定) ツールボタンでいうと赤い車のアイコンの中に、【ターゲット点を設定】のコマンドがあります。 ビューの回転軸を再設定するには、【ターゲット点を設定】のコマンドにて 任意の地点でクリックすればOKです。 →【カメラターゲットをオブジェクトに移動】 (メニューの位置;ビュー>カメラの設定>ターゲットをオブジェクトに移動) こちらのコマンドの場合は、選択したオブジェクトを中心にしてビューの回転軸が再設定できます。 弊社のセミナー・トレーニングでは、こういった実務で使える操作方法のご紹介も交えて開催しております。 その場でご質問・モデリング相談も承りますのでぜひご参加ください。 ↓Rhinoトレーニングの詳細・お申込みはこちらからどうぞ https://www.dipross-online.com/products/list.php?category_id=17 以上、Rhinoceros・Grasshopper教育講師の勝間でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/   (ディプロスオンラインショップ) ▼ソフトウェアの教育、3Dスキャナーの情報はこちら https://www.dipross3d3.com/   (3D3 Solutions) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Grasshopperでホイールデザインを作成

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Rhinoceros上で動作する無料プラグインソフトGrasshopper(グラスホッパー)にて、車のタイヤホイールをデザインする作例をご紹介します。 完成したアルゴリズムの使用動画がこちらです。 ホイール作成アルゴリズム概要 Rhino上にはモデリングに必要な4本のラインが用意してあり、Grasshopper 上にそれらのデータをセットします。 後は作成しておいたアルゴリズムに従って、回転体や 環状配列 のコンポーネント(コマンド)が実行された結果がすぐさま表示されます。 上記画像だとボルトの挿入穴がスポークラインに近づきすぎているので、もう少しフィレットを浅くする…というような調整ができます。 ホイールのデザインは、環状配列のコマンドで放射状にコピーされたラインの状態で確認しなければいけないので、Rhinoだけでモデリングしていた場合は、デザインラインを調整する度に環状配列の操作を何度も繰り返す必要があります。 ※Rhinoのモデリング補助機能で“ヒストリを記録”を使用する方法もありますが、トリムやフィレットなどの加工作業を行うと、履歴情報が壊れるという制限が付きます。 今回は作図作業だけでしたが、デザインラインを決定後、さらに立体的にモデルを立ち上げていく部分もアルゴリズムで確認できます。 次回 4/25 (火)に Grasshopper 入門トレーニングを開催します 弊社で開催する次回 4/25 (火)の Grasshopper 入門トレーニングでは、こちらの作成方法も含めてご紹介いたします。 次回トレーニング開催日のお知らせ 【日時】2017年4 月25日(火) 10:00~17:00 【会場】 名古屋市中区丸の内3-17-6 ナカトウ丸の内ビル2F トレーニングルーム ▼その他の詳細な学習内容の確認および、お申込みはこちらからどうぞ http://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=59 以上、Rhinoceros・Grasshopper教育講師の勝間でした。 今後も有効なアルゴリズム内容を作成して皆様にお伝えしていきたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申