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Rhinoceros6でのガムボールのメニューボール

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本日はRhinoceros Ver5から搭載されているガムボールのちょっとした機能についてご紹介いたします。  Rhino6にてガムボールを使用していると、XYZの矢印と共に左下に伸びていた白丸(メニューボール)はどこにいった…?とお思いではありませんか。 Rhinoceros5ではその白丸をクリックすると、ガムボールの出現位置など調整する為の専用メニューが出てくるようになっていました。 たとえばガムボールの出現位置を上記画像のように円錐形の頂点に設定することで、任意の箇所を中心にして回転の動作ができるようになります。 試行錯誤してみた結果、Rhino6では、ガムボール上でマウス右ボタンを長押しすると出現するコンテキストメニューがガムボール専用内容になって出てきました。 長押しを行う箇所は、ガムボールにカーソルがポインティングされている状態(ガムボールが黒くなる)であればどこでもいいようです。 これまで通り、白丸(メニューボール)を出現させるには、以下の操作を行います。 Rhinoオプションを開いて、モデリング補助機能>ガムボールの欄を参照すると、メニューボールのサイズ設定がデフォルトでは0になっています。 サイズを5程度に設定しておくとRhino5のガムボールと同じように矢印などのマニピュレーターと同時に白丸が出現するようになります。 以上、お試しください。 Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラーを題材にして、デザイン画からモデルを立ち上げる 実用的なRhinoでのモデリング手順をご体験いただきます。 ●次回開催予定日  2018年9月26日(水)13:00~17:00 ●開催場所  〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-6 ナカトウ丸の内ビル2F セミナールーム ●定員   8名(毎回早くに満席となりますので、お早めにお申し込みください。) ⇒ Rhinoceros無料体験セミナー申込みページ Rhinocerosのスキルアップを目指される方へ お客様のRhinocerosの習得レベルに合わせて各トレーニングメニューをご用意しております。 現在のご自分のレベルが不安な方状況に合った講座をご案内いたしますので お気軽にお問い合わせください!

【Rhino6技術情報_vol.8】ガムボールでできる事が増えています

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今回はRhinoceros6で機能改善されている ガムボールについてご紹介します。 ガムボール機能の改善点 ガムボールはRhinoceros Ver5から搭載されている機能です。 選択中のオブジェクトの中央にXYZ方向を向いたマニピュレータが出現することで、 オブジェクトをXYZ方向に移動したりスケール変形ができるようになります。 お菓子のガムのように形状が伸び縮みする動きから『ガムボール』という名称になっています。 感覚的に形状を変更できる便利な機能ですが、 矢印などのマニピュレータがオブジェクトの真ん中に出現するため、 単純にオブジェクトを選択したい時やドラッグをしたい時でさえもガムボールの動作が始まってしまい、わずらわしい場合がありました。 新しいRhino6のガムボールではそういった事故をなくすため、ガムボール上にカーソルがポイントする際にガムボールの表示が黒く変わります。 カーソルによってガムボールが反応中であることが分かる仕様になっています。 さらに、XYZ方向を向いた矢印の途中に丸いドットがあり、それをドラッグするとXYZ方向に押し出しの動作ができるようになっています。 ドラッグの動きではなく、そのドットをクリックした場合は押し出しの距離指定まで可能です。 点オブジェクトを押し出した場合は、直線ラインになります。 単一のサーフェスを押し出した場合は、ソリッド形状になります。 モデリング途中で簡単に押し出しの操作ができ、とても便利です。 以前にも増してガムボールの活用頻度が増え、モデリングの操作スピードも上げられます。 ディプロスでは、引き続きRhinocerosアップグレード版のキャンペーン実施中です! 当ブログで紹介しているような多数の改善点がございますので、 この機会にぜひ購入をご検討ください。 【30本限定】Rhinoceros6アップグレードキャンペーン実施中! 価格:定価 72,000円 →  キャンペーン価格 58,000円 (税抜) 期間:2018年9月28日(金)まで    ※30本なくなり次第終了 ご検討中の方はお早めにお申込みください。 ⇒ オンラインストアから購入 ■お問い合わせ先  ディプロス株式会社 植田(ウエダ)  tel: 052-857-0120 / e-mail :  soft@dipross.jp  Rhinocer

【Rhino6技術情報_vol.7】ブール演算の改善点について

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今回はRhinoceros6で機能改善されている ブール演算コマンドについてご紹介します。 ブール演算は、複数のソリッドを足したり引いたりして、 形状を作成することができるコマンドです。 Rhinoceros Ver5では、完全に交差しきっていない2つのオブジェクトでブール演算(差)の実行すると、 "差のブール演算に失敗しました" というメッセージが画面上部のコマンドヒストリ欄に出るだけで どこを修正すべきかわからず、時間が掛かっていました。 Rhino6では同じ状況でブール演算(差)を実行すると、 オブジェクトの交差が成り立っていない箇所に(!)のマークを出してくれるようになりました。 どこに問題があってブール演算コマンドが失敗しているのか判別できることで スムーズに修正を行うことができ、作業効率も高くなるのではないでしょうか。 小さな改善点ですが、とても有難いですね。 今回のパターンの他にも、上記画像のような状態に形状が配置されていると、 これまではブール演算コマンドが失敗する事がありましたが、 最新版のRhino6ではより確実に動作するようプログラムが改善されているようです。 引き続きRhinocerosアップグレード版のキャンペーン実施中です! ブール演算コマンドだけでなく他にも多数改善点がございますので、 この機会にぜひご検討ください。 【30本限定】Rhinoceros6アップグレードキャンペーン実施中! 価格:定価 72,000円 →  キャンペーン価格 58,000円 (税抜) 期間:2018年9月28日(金)まで    ※30本なくなり次第終了 ご検討中の方はお早めにお申込みください。 ⇒ オンラインストアから購入 ■お問い合わせ先  ディプロス株式会社 植田(ウエダ)  tel: 052-857-0120 / e-mail : soft@dipross.jp  Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラーを題材にして、デザイン画からモデルを立ち上げる 実用的なRhinoでのモデリング手順をご体験いただきます。 ●次回開催予定日  2018年9月26日(水)13:00~17:00 ●開催場所  〒460-0002 愛知県名古

【Rhino6技術情報_vol.6】延長コマンドの改善点

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こちらの連載記事ではRhinoceros6の新しい機能や改善点など、 技術者目線で役立つ情報をお伝えします。 第6回目は、モデリングコマンドの改善点の例として、延長コマンドをご紹介します。 【曲線を延長】と【サーフェスを延長】コマンドの使用時に、カーソルにて延長したい位置(長さ)を指定できるようになりました。 サーフェスを延長コマンドの改善点 たとえば【サーフェスを延長】コマンドの場合、 Rhinoceros Ver5では”延長係数”という入力で伸ばす長さを指定する必要がありました。 Rhinoceros Ver6では、カーソルに延長されたサーフェスのプレビューがついてくるので、適当な距離で直観的に伸ばしやすくなっています。 モデリング時に曲線やサーフェスを延長する場面では、たいてい適当な長さまでとりあえず長めに伸ばした後、交差するオブジェクトでトリムする作業が多いので、これまでのように見当をつけて適当な数値を打ち込む手間がなくなりました。 サーフェスデザインCADソフトとしてのRhinocerosらしい判断で改善がされています。 直観的に素早く操作を進めることができます。 曲線を延長コマンドの改善点 これまでのRhinoceros Ver5では【曲線を延長】コマンドを起動した際に下記のメッセージが出現していました。 境界オブジェクトを選択、または延長長さを入力。任意に延長する場合はEnterを押します(タイプ=自動) 意味が解りますでしょうか? コマンド起動時に3つも選択肢が出てくるのです。 選択を求められている内容はこうです。 どこまで伸ばすかの『境界オブジェクト』を選択。 曲線を伸ばす距離の数値をテンキーで入力。 適当な距離で伸ばしたいのであればEnterキーで進む。 同じ【曲線を延長】コマンドをRhinoceros Ver6で使用した場合は、 延長する曲線を選択 ( タイプ(T)=自動 ) とだけメッセージが出現するので、延長したい曲線をクリックすればカーソルで好きな位置まで伸ばせる状態になっています。 Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラーを題材にして、デザイン画からモデルを立ち上げる 実用的なRhinoでのモデリング手順をご体験いただきます。

ZBrushで作成した色付きポリゴンデータをRhinocerosで確認する方法

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こんにちは。 今回は少しマニアックな内容をお届けします。 皆さんはZBrushで作成した色付きポリゴンデータをRhinoceros上で確認したいな、と思ったことはありませんか? ZBrushのデフォルト機能のみを使用すると、ポリゴンデータをUV展開、ペイント情報をテクスチャ化、OBJで出力と、若干手間がかかる上に、ポリゴン数の多いデータはUV展開に時間もかかりますね。 今回はそれらを経ずに、ZBrushで作成した色付きのポリゴンデータを PLY という形式で出力して、Rhinocerosで閲覧する方法をご紹介します。 ■PLYデータの出力 PLYにはポリゴンの各頂点に「頂点カラー」という色情報が割り当てられています。(PLYについての詳しい説明は 省きます) PLYで出力することによって、テクスチャ情報がなくとも、各頂点に割り当てられた色情報 によってカラーを表現できるというわけです。 通常のZBrushにはPLYをインポート・エクスポートする機能がありませんが、 プラグインの「 PLY Format 」をインストールすることでPLYのインポート・エクスポートが可能になります。 下記の項目を参考に、「 PLY Format 」をインストールしましょう。 (ZBrush4R8のプラグインですが、ZBrush2018でも起動が確認できています。) ZBrush Central :  http://www.zbrushcentral.com/showthread.php?193288 (外部リンクになります) 1.赤線上部のURLよりダウンロードし、ファイルを解凍します。  解凍されたフォルダ内には「PLYformat_4R8.ZSC」と「PLYformatDataフォルダ」があります。 2.ZBrushを起動している場合は終了します。 3.「PLYformat_4R8.ZSC」と「PLYformatDataフォルダ」の両方を Windowsの場合はCドライブ→Program Files→ZBrush 4R8/Zbrush 2018(バージョン毎にフォルダがあります)→ZStartup→ZPlugs64フォルダ内にコピーします。 Macの場合はアプリケーション→ZBrush 4R8/ZBrush 2018(バージョン毎にフォルダがあります)→ZStartup→ZPlugs

Mesh2Surfaceの新機能紹介

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Mesh2Surfaceに新機能が搭載された最新版が近々リリース予定です。 今回は新機能の一部を紹介したいと思います。 その1 表示についての機能の利便性が上がりました。 ”選択部分の非表示”や”選択部分のみ表示”ということができるようになりました。 その2 サーフェスの作成機能が強化されました。 ロフトサーフェスや1レール/2レールスイープ、ブレンドサーフェスなどができるようになりました。 画像は1レールスイープで作成したものです。元のメッシュとの偏差をゼブラ表示することもできるようになりました。 その3 曲線のリビルドや曲線の移動に関する機能が追加されています。 新しい機能についても日本語対応をさせていく予定です。 正式なリリースと内容の発表までもう少々お待ちください。

【Rhino6技術情報_vol.5】Grasshopper(グラスホッパー)の使用

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こちらの連載記事ではRhinoceros6の新しい機能や改善点など、 技術者目線で役立つ情報をお伝えします。 第5回目は、気になってはいるけど活用できていない方の多い“Grasshopper(グラスホッパー)” についてご紹介します。 Grasshopperを利用することにより面倒な繰り返し作業を自動化! Grasshopperは、Rhinocerosをプラットフォームとして動作する無料のプラグインソフトです。 Rhinoceros6には標準搭載された為、すぐに使い始める事ができます。 (Rhinoceros5 64bit版では別途インストールが必要です) Grasshopperを起動すると別ウィンドウが立ち上がり、既存のコンポーネントと呼ばれる要素を組み合わせてアルゴリズムを構築していきます。 アルゴリズムに設定されたパラメータを変更することによって、幾何学形状の大きさや、個数、方向などを調整することが可能となります。 またGrasshopper特有のモデリング技術として、サーフェスを縦横方向に区分したりサーフェスの表面に沿った向きでオブジェクトを配置という作業が行えるので、製品の表面にパターン形状をモデリングする際に主に活用されています。 今まで手作業で1つずつモデリングしてきた曲面上のカットパターンの作成など、 デザイン修正の度に1から作り直していた作業がGrasshopperを使用することによって パラメータの調整のみで済むようになります。 それにより、これまでモデリングの作業に掛かっていた時間をパラメータを調整しながらデザインを考える時間に回すことが出来ます。 動画で学ぶGrasshopperの操作 弊社ではこの度、Grasshopperのモデリング技術を広く多くの方にお伝えするため、Grasshopperの操作内容を動画で解説している自主学習用動画コンテンツを発売いたしました。 通常の作業方法では手間がかかる造形にチャレンジされたい方はぜひ購入をご検討ください! Grasshopper学習コンテンツの詳細・ご注文については、 下記URLの弊社オンラインショップにてご確認ください。 ⇒ Grasshopperコンテンツ商品ページ Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています!