【Rhino6技術情報_vol.6】延長コマンドの改善点

こちらの連載記事ではRhinoceros6の新しい機能や改善点など、
技術者目線で役立つ情報をお伝えします。

第6回目は、モデリングコマンドの改善点の例として、延長コマンドをご紹介します。
【曲線を延長】と【サーフェスを延長】コマンドの使用時に、カーソルにて延長したい位置(長さ)を指定できるようになりました。

サーフェスを延長コマンドの改善点



たとえば【サーフェスを延長】コマンドの場合、 Rhinoceros Ver5では”延長係数”という入力で伸ばす長さを指定する必要がありました。

Rhinoceros Ver6では、カーソルに延長されたサーフェスのプレビューがついてくるので、適当な距離で直観的に伸ばしやすくなっています。


モデリング時に曲線やサーフェスを延長する場面では、たいてい適当な長さまでとりあえず長めに伸ばした後、交差するオブジェクトでトリムする作業が多いので、これまでのように見当をつけて適当な数値を打ち込む手間がなくなりました。

サーフェスデザインCADソフトとしてのRhinocerosらしい判断で改善がされています。
直観的に素早く操作を進めることができます。




曲線を延長コマンドの改善点

これまでのRhinoceros Ver5では【曲線を延長】コマンドを起動した際に下記のメッセージが出現していました。

境界オブジェクトを選択、または延長長さを入力。任意に延長する場合はEnterを押します(タイプ=自動)

意味が解りますでしょうか?
コマンド起動時に3つも選択肢が出てくるのです。
選択を求められている内容はこうです。

  1. どこまで伸ばすかの『境界オブジェクト』を選択。
  2. 曲線を伸ばす距離の数値をテンキーで入力。
  3. 適当な距離で伸ばしたいのであればEnterキーで進む。



同じ【曲線を延長】コマンドをRhinoceros Ver6で使用した場合は、延長する曲線を選択 ( タイプ(T)=自動 )とだけメッセージが出現するので、延長したい曲線をクリックすればカーソルで好きな位置まで伸ばせる状態になっています。



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