後悔しないモデリング~自動保存ファイルの設定

モデリング途中で思わぬ場面でソフトがクラッシュしてしまった経験は、誰もがお持ちではないでしょうか。
Rhinoでそんな経験をされている方には、ぜひ知っていただきたい機能があります。

Autosave(自動保存ファイル)

スペックの低いノートPCでも動作するRhinocerosですが、それでも形状の計算が難しいサーフェスフィレットコマンドや、数百枚規模の大量のサーフェス数のデータを扱って操作していると、突然クラッシュしてしまう場合があります。

「ここまで○○時間作業した苦労が台無し!!」

なぜマメに保存しておかなかったんだろう…と嘆いてしまうところですが、救済策をご紹介します。


Rhinoはユーザーが作成しているファイルとは別に、20分毎に自動保存のファイルを作成しています。
保存場所は、デフォルト設定で以下の場所になっています。

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C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\5.0\AutoSave
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メニューバーの、ファイル>プロパティ>オプション画面にてRhinoオプション>ファイルの欄を参照すると、保存の時間を何分毎にするかの設定および自動保存場所を設定できます。




常にこれらのコマンドの前に保存


上記の設定ページと同じ場所で、『常にこれらのコマンドの前に保存』というスペースがあります。
形状処理に特に負荷がかかるコマンド名を登録しておけば、コマンド実行時に自動保存をかけてくれます。
例えば可変半径フィレットであれば“FilletEdge”というコマンド名です。
(英語のコマンド名は、コマンド実行時に画面上部のヒストリウィンドウに表示されています)
複数のコマンドを入力する際はコンマで区切ればOKです。


以上、Rhinoceros・Grasshopper教育担当の勝間でした。

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