Posts

Showing posts from June, 2018

【Rhino6技術情報_vol.3】サーフェス作成コマンドでのプレビュー表示

Image
こちらの連載記事ではRhinoceros6の新しい機能や改善点など、 技術者目線で役立つ情報をお伝えします。 第3回目は “サーフェス作成コマンドでのプレビュー表示”  についてご紹介します。 サーフェス作成のプレビューを自動表示 今までのRhinocerosでは、ネットワークサーフェスやレールスイープなどでサーフェスを作成する際に、出現するダイアログボックス内の"□プレビュー"の空欄にチェックを入れて結果を確認する必要がありました。 ダイアログボックス内でオプションを変更した際にも、その度に"プレビュー"を更新する必要があり、操作が面倒でした。 Rhinoceros6では、"□プレビュー"のチェックボックスが廃止され、デフォルトで結果のサーフェスをプレビューしてくれるようになりました。 小さな改善点ではありますが、形状の微調整を行うサーフェスをブレンドコマンドなどでは初期の状態をすばやく確認できますので、有難い改善点だと思います。 ちなみにサーフェスをブレンドコマンドでは、1つ目のエッジを選んだ後のEnterの入力も省略されていました。 Rhinocerosご購入方法 御見積りのご依頼は下記までご連絡ください ディプロス株式会社 エンジニアリング事業部 植田(ウエダ) 電話:052-857-0120 / メール:soft@dipross.jp 弊社オンラインショップからもご購入いただけます。 ⇒ Rhinocerosオンライン購入ページ Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラーを題材にして、デザイン画からモデルを立ち上げる 実用的なRhinoでのモデリング手順をご体験いただきます。 ●次回開催予定日  2018年7月25日(水)13:00~17:00 ●開催場所  〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-6 ナカトウ丸の内ビル2F セミナールーム ●定員   8名(毎回早くに満席となりますので、お早めにお申し込みください。) ⇒ Rhinoceros無料体験セミナー申込みページ Rhinocerosのスキルアップを目指される方へ お客様のRhinocerosの習得レベルに合わせて各トレ

SolidWorks「エッジの修復」について

Image
こんにちは。 今回はSolidWorksの機能の一つ「エッジの修復」についてをご初回します。 この機能は、他のCADで作られたデータをインポートした際によく使われます。 上図は、1辺が100mmの立方体です。しかし、図中のA面を選択すると、下辺が2つの エッジに分割されている事がわかります。 前述の通り、CAD間でデータをまたぐと、こういった事がよく起こります。 要因はいくつか考えられますが、今回は意図的にこの状況を作り出しています。 今回の形状は、下辺の中点から0.05°の屈曲が儲けてあります。ですので、A面は厳密には 五角形であり、残る5面は正方形…を接合した、なんとも違和感のある立体です。 もしこのエッジにフィレットを掛けると、接線連続でないために途中でパッチが分割し てしまいます。 「エッジの修復」は、こういったエッジのある面を、設定した公差の範囲内で修復 してくれる機能です。 1)メニューバーの挿入>面>エッジの修復を選択します。 2)問題のある面を選択します。  次に公差を設定します。今回の例では、角度を0.05°、エッジの長さを50mm以上に  設定します。  公差を入力したら、「エッジの修復」ボタンをクリックすることで、「前後」の窓に  修復後のエッジの数が表示されます。例では、エッジの数が1本減っている事が確認  できます。 3)修復後はフィレットをかけてもパッチが別れません。 今回は「エッジの修復」についてをご紹介致しました。 以上、SolidWorksの機能紹介でした。

3D&バーチャル リアリティ展 開催迫る

開催まで1週間を切っております「3D&バーチャル リアリティ展」 を楽しみにしております、営業の清水です。 2018年6月20~22日の間(東京ビッグサイト)、 日本ものづくりワールド2018内にて行われる展示会に参加予定です。 (今回は出展ではなく情報収集での参加です) 私が普段おります東海圏より展示会の規模も大きく、 様々な企業様が出展されるという事で来週が待ち遠しいです。 本日のブログでは 清水が絶対に立ち寄りたいブースを2つ紹介したいと思います。 ケー・シー・シー・商会様「DeepFrame」 アスク様「 NVIDIA Holodeck」 この2ブースには是非立ち寄りたいと考えています。 「 DeepFrame」は 複数名で確認できるARディスプレイ との事です。 打ち合わせ時にゴーグルを着けずに複数名で3Dモデルを見たいというお話を お客様より多くいただいております。 そういったご要望を満たす上では有効なツールになりえるかもと期待しております。 DeepFrame の説明記事はこちら https://vrinside.jp/news/deepframe-is-ar-device-we-can-use-together/ 「 NVIDIA Holodeck」はNVIDIAが開発しているVRツールで 大容量のデータを扱えて ハイクオリティなレンダリングも可能 な素晴らしいツールのようです。 まだ体験したことがなかったのでレンダリングのクオリティや開発の環境など、 是非詳しい内容を知りたいと思っております。 Holodeckの説明記事はこちら https://blogs.nvidia.co.jp/2017/05/30/holodeck/ http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1712/14/news069.html 皆様によい情報をお届けできるよう楽しく学んでまいります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/  (ディプロスオンラインショップ) ▼ソフトウェアの教育、3Dスキャナーの情報はこちら https://www.

【Rhino6技術情報_vol.2】制御点の自動表示・コマンドラインで電卓機能の追加

Image
Rhinoceros6の新しい機能や改善点など、 技術者目線で役立つ情報をお伝えしたいと思います。 第2回目は “制御点の自動表示・コマンドラインで電卓機能の追加”  についてご紹介します。 選択した曲線の制御点を自動表示 今までのRhinocerosでは曲線を編集するときは曲線の制御点を表示というコマンド、 またはショートカットのF10キーを選択して制御点を表示させ編集を行っていました。 Rhinoceros6では曲線や注釈などを選択するだけで自動で制御点が表示されるようになりました。 これにより、わざわざコマンドを実行することなく選択した曲線の編集が行えます。 ただし、オブジェクトの制御点の表示に関しては今まで通りコマンドや ショートカットキーを使用しないと表示されません。 制御点の自動表示をOFFにする方法 制御点が表示され意図しない編集を避けたい方や、 今までのやり方に慣れていて自動表示をOFFにしたい方もいると思います。 そういった場合には上部メニューから ツール > オプション > マウスの "選択" から 「曲線、光源、または注釈の選択時に制御点をオン」のチェックをオフにして「OK」を下さい。 制御点が自動表示されなくなり旧バージョンと同じ挙動になります。 コマンドラインで電卓機能が使える Rhinoceros6ではコマンドラインで計算ができるようになりました。 これにより、複雑な計算をそのままコマンドで数値入力して行うことができます。 このようにコマンドラインで演算子を使用して計算式を入れます。 2*5.55 という計算式を試しに入れてラインを引いてみます。 ラインの長さを測ってみると計算式の通りの数値になっています。 図面を引く場合やあらゆる場面で有効に使えると思います。 Rhinocerosご購入方法 御見積りのご依頼は下記までご連絡ください ディプロス株式会社 エンジニアリング事業部 植田(ウエダ) 電話:052-857-0120 / メール:soft@dipross.jp 弊社オンラインショップからもご購入いただけます。 ⇒ Rhinocerosオンライン購入ページ Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラ

【Rhino6技術情報_vol.1】選べる3つのライセンス認証システム

Image
Rhinoceros6 の新しい機能や改善点など、技術者目線で役立つ情報をお伝えしたいと思います。 第 1 回目の今回は  “ ライセンス認証システム ” についてご紹介します。 Rhinoceros6 は新しい認証方法『 Cloud Zoo 』を追加し、 以下の 3 通りの方法 で ライセンス認証を行えるようになりました。 Cloud Zoo によるライセンス認証 Cloud Zoo は Rhino のライセンスの最新の認証方法です。 Cloud Zoo には多くの利点があります。 Rhino アカウントにログインして Rhino を使用します。 この方法で、複数台の PC で Rhino を使用可能にします。 チームメンバーとライセンスを共有することもできます。 ライセンス数を超える同時起動はできません。 Rhino アカウントにログイン後、オフラインでも作業ができます。 ライセンス認証は常にインターネット接続がなくても動作します。 ⇒Rhinoアカウントの作成方法や管理方法はコチラ Stand-Alone によるライセンス認証   1 つのコンピュータで Rhino のライセンスを認証する これまでの Rhino に搭載されていたものと同様の認証方法です。 Rhino アカウントの登録が不要でライセンス認証作業が簡単です。 複数の PC での使用はできません。 オンライン、オフラインでの使用が可能です。 別の PC へライセンスを移行