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Showing posts from April, 2018

Rhinoceros6 フロー変形の改善

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こんにちは。ディプロスの鈴木です。 今回はRhinoceros6で改善されたフロー変形についてのお話です。 曲面上にレンズカットパターンなどをモデリングする際に、 フロー変形(サーフェスに沿って)を使用されている方は多いと思います。 しかし、ver.5までは曲面に沿って、カットパターンを変形するだけでしたので 曲面の形状によっては、変形したカットパターンにアンダーカット部分ができてしまいました。 Rhinoceros6ではフロー変形のオプションとして、拘束法線という機能が追加されました。この機能を使うことでZ軸を抜き方向として考えた時にアンダーカットが出ないよう形状を調整しながら変形することが可能になります。 今まで手作業でアンダーカット部を修正していた作業が、自動で行うことになるためかなりの工数削減につながるのではないでしょうか? Rhinoceros6の新機能としては、あまり大きく取り上げられていませんが個人的にはすばらしい改善だと思います。 Rhinoceros6リリースキャンペーン実施中! ●Rhinoceros6 Windows 商用版  144,000円 →  129,000円 ●Rhinoceros6 Windows アップグレード版    72,000円 →  52,000円 ご注文やお問合せはコチラから ●ディプロスオンラインショップ   https://www.dipross-online.com/products/list.php?category_id=7 ●お問合せ先 ディプロス株式会社 エンジニアリング事業部 support@dipross.jp Rhinoceros6の評価版もご用意していますので、ご希望の方はお問合せください。 Rhinocerosを購入する前に体験してみたい方へ ディプロスではRhinocerosの無料体験セミナーを毎月開催しています! 自動車のドアミラーを題材にして、デザイン画からモデルを立ち上げる 実用的なRhinoでのモデリング手順をご体験いただきます。 ソフトのインターフェース説明、マウス操作等の基礎からお伝えしますので Rhinocerosの使用経験がない方でも、気軽にご参加いただけるセミナーとなっております。 ●次回開催予定日  2018年5月24日(木)13:00~17:00 ●お申込みはコチラ   h

"お客様から驚かれる"Raise3Dプリンターの試作品紹介

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こんにちは。ディプロスの山田です。 今日は弊社で取り扱いをしている3Dプリンター「Raise3D」の紹介をしたいと思います。 【Raise3D販売サイト】 https://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=100 Raise3Dは「30万円台」から購入できる3Dプリンターとして、法人個人問わず人気の高いモデルになります。何と、国内では半年で300台を超える台数を販売しておりまして、今後もますます注目されていく商品になりそうです。 ディプロスでもRaise3Dの販売に力を入れているのですが、お客様にご紹介をする時に作成したサンプルの中でも、「えっここまでできるの!?」と好評だったものをいくつか写真で紹介したいと思います。 まずは試作品を意識したペットボトル。意匠面はRhinocerosという3DCADの「Grasshopper」というツールを使って作成しました。積層ピッチ0.1mmでここまで綺麗に造形できるのかと驚かれます。 続いてカーボンを混ぜ込んだサンプル品です。Raise3Dは精度だけではなくて、合成樹脂を使って様々な材料を混ぜ込んだ面白いフィラメントを使うことができます。カーボンを混ぜ込んだ樹脂を使うことで、強度と耐熱性も上がっているんですよ。すごいですよね。 同じく合成樹脂で木質ライクの造形品です。写真ではお伝えが難しいのですが、触ってみると木の質感がしっかりでているので驚かれます。磨きをしなくても綺麗な表面で出てくるのもすごいです。 最後に、3Dプリンター業界でよく使われているテスト造形データを使った造形物です。円柱やとがっている形状はもちろん、40度まで傾けてもサポート材なしで造形ができるので、安心して様々な形状にトライできそうだと期待してしまう仕上がりです。 Raise3Dは機器の販売だけでなく、造形サンプル品の作成や試作品の作成も承っています。もしご興味のある方は、是非お声かけくださいね。電話、メール、WEBからのお問合せをお待ちしております!ディプロスの山田でした。 【電話・メール】 TEL:052-857-0120 MAIL:k.yamada@dipross.jp 【WEBお問合せフォーム】 https://www.dipross3d3.com/inquiry

Rhinoceros6 STEPやIGESなどの中間フォーマットのインポート改善

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Rhinoceros6にバージョンアップして改善されているインポートについて紹介します。 Rhinocerosをお使いのユーザーの中にはSolidWorksなどのソリッド系のCADと組み合わせて使用している人も多いかと思います。 また、他社とSTEPやIGESなどの中間フォーマットでデータをやりとりしている方もいるかと思います。 そういった場合、他のCADで作られたデータを開くと面が壊れて直すのに時間がかかってしまいますが、Rhinoceros6ではその点が改善されています。 今回サンプルとしてSolidWorksのデータをSTEPでエクスポートしてRhinoceros5と6のバージョンで開いて結果を検証してみました。 用意したデータはこちらになります。 テープカッターのデータをSTEPで出力して、Rhinoceros5でデータを開いてみます。 Rhinoceros5で開くとオープンエッジが大量にあり、中にはトリムが解除されているサーフェスもあります。 次にRhinoceros6でデータを開いてみます。 壊れている面はなく、オープンエッジも0の状態です。 改めて比較の画像になります。 Rhinoceros6でこれといったアナウンスがされていませんが、地味ですが非常に役に立つ改善がされています。 特に他のCADをまたいでデータの作成を行う方にはこれだけでも価値があると思います。 ディプロス株式会社では5/16までキャンペーンでRhinoceros6の割引を行っています。 是非この機会にご検討下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/   (ディプロスオンラインショップ) ▼ソフトウェアの教育、3Dスキャナーの情報はこちら https://www.dipross3d3.com/   (3D3 Solutions) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━