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Showing posts from January, 2017

3日でRhino上級レベルのサーフェスの取り扱いを習得!

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Rhinocerosの開発元である米国McNeel社では、Rhinoを習得できる 教育制度を2種類用意しています。 本日は、Rhinoアドバンスモデリングコースの詳細な内容についてご紹介いたします。 (Rhino基礎モデリングコース内容はこちら) Rhinoアドバンスモデリングコース(レベル2トレーニング)は、3日間で¥ 120,000のCAD操作トレーニングです。 受講される方は、3日連続で会社を抜けて弊社まで来ていただくことになりますし、 ヒト1人の教育費用としては高額な商品になりますので、正確な内容を知った上でお申込みいただければと思います。 Rhinoのモデリングは連続性との戦いです Rhinoのモデリングでは、数枚の曲面サーフェスを結合させて製品全体を表現します。 サーフェスの継ぎ目に折れがなく自然な印象でつなぎ合わせるには、曲線とサーフェスそれぞれに連続性に ついての知識と連続性を持たせるための操作が必要です。 Rhinoには面張りコマンドが数種類ありますが、それらを使い分ける方法を連続性の観点から選択できるようになるので、モデリング時の迷いやアプローチ方法の間違いが少なくなります。 ​ 他にも本トレーニングの練習問題には、高度なモデリングテクニックや、Rhinoのビューに三面図の画像を取り込んで、トレース→モデルの立ち上げといった実用的な作業方法のご紹介がございます。 また、ツールバーのカスタムやショートカットキーの設定方法などもご紹介し、まさにRhinoを使い倒すための教育内容となっております。 各単元の習得内容 ■Rhinocerosのカスタマイズ CADで素早くモデリングするには、適切な手順でトライ&エラーを繰り返し、最適解にたどりつく方法のスピードアップが大事だと思います。 モデリング中に何度も繰り返すコマンド入力の動作は、早ければ早いほど結果にたどりつく時間が早まりますのでいちいち実行ボタンを探さなくてもいいようにします。 以下、学習項目の箇条書きです↓ ・ツールバーレイアウトの新規作成と保存 ・コマンドマクロ ・コマンドエイリアス ・マクロエディター ・ショートカットキー ・プラグイン ・スクリプト ・テンプレートファイルの設定 ■NURBSトポロジー サーフェスの縦横方向(UV情報)と特異点について学びます。 そのことで筒状サーフェス、三

RhinocerosからZBrushへobjでエクスポートする際の注意点

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今回はRhinocerosで作成したデータをZBrushで使用する際の注意点をご紹介致します。 ZBrushでも機能が追加され、ハードサーフェスが作りやすくなってきましたが、 やはり寸法が求められるモデリングやNURBSで作った面には適わないところがあると思います。 そういった場合、ZBrushとRhinocerosを併用してモデリングを行うこともあります。 Rhinocerosで作成したNURBS面をZBrushへobjでエクスポートしてみます。 今回はリングを用意してみました。 ZBrushで原型を作られるかたは最初に寸法のアタリを作成することもあるかと思います。 RhinocerosでそのままobjでエクスポートしてZBrushでインポートしてみます。 一見正常に見えますが、よく見るとそれぞれポリゴンの頂点が結合されていません。 試しにメッシュを分割してみます。 この通り頂点が結合されていないので分割すると頂点が離れてしまいます。 このような状態ですとZRemesherやDynaMeshをかけたときにエラーを起こすことがあります。 ZBrush側で修正する場合は、Geometory > Modify Topology の中にある Weld Pointsを使用することで頂点を結合することができます。 毎回インポートする度に設定するのは面倒ですが、Rhinoceros側で設定することができます。 Rhinocerosからobjをエクスポートする際に出るオプションで"頂点のウェルド"という項目があります。 デフォルトではここが変更しないになっているのでこちらを"ウェルド"に変更します。 もう一度ZBrushでobjをインポートしてみます。 頂点が結合された状態でインポートすることができました。 Rhinocerosのオプションは一度設定すれば次回からは同じ設定を引き継ぎます。 ぜひZBrushとRhinocerosで使い分けをして効率の良いモデリングをしてみて下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/   (ディプロスオンライン

Rhinocerosで2D図面作成

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設計担当の鈴木です。 今回はRhinocerosで2D図面を作成する方法をご紹介いたします。 Rhinocrosは3Dのサーフェスモデラーになりますが、 作成した3Dモデルから3面図(平面図、正面図、右側面図)をすぐに生成することができます。 「2D図を作成」コマンド 方法は非常に簡単でメニューバーの寸法の中に「2D図を作成」というコマンドがありますので、 3面図に展開したいオブジェクトを選択してからこのコマンドを実行するだけです。 実行すると瞬時に3面図+アイソメ図(Perspectiveビューでの表示)が作られます。 作成された図面はラインデータになっていますので、dxfデータやaiデータで出力することで 他の2DCAD、もしくはイラストレーターなどに取り込むことができます。 この方法を使うことによって二次加工に必要な版下のパスデータなどを簡単に作ることができます。 もちろんRhinocerosには寸法ツールもありますので、Rhino上で図面を作成することもできます。 寸法入力は使い慣れたCADで行いたいという方もいらっしゃると思いますが、 Rhinoceerosの寸法ツールも使いやすく手軽なので一度使って頂けたらと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼Rhinoceros等のソフトウェアの販売、トレーニング・セミナーの申し込みはこちら https://www.dipross-online.com/   (ディプロスオンラインショップ) ▼ソフトウェアの教育、3Dスキャナーの情報はこちら https://www.dipross3d3.com/   (3D3 Solutions) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新内容!3Dスキャナー無料セミナーのご案内

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この度、弊社開催の 3D スキャナーセミナーが新しくなりました! 東京開催では「 FARO FocusS350 /150 と MantisvisionF5-B の合同セミナー」、 名古屋開催では「 3D スキャナーの説明と Geomagic DesignX の無料体験セミナー」を開催いたします。 どなたでもお気軽にご参加いただけるセミナーとなっております。 下記ご案内差し上げますのでご確認ください。 皆様からのお申込みを心よりお待ち申し上げます。 FARO FocusS350/150 × Mantisvision F5-B  スキャナー無料セミナー ファロージャパン株式会社にご協力いただき 3D スキャナー合同無料セミナーを東京にて開催いたします。 建物などを正確に短時間で測定するのに最適な、 長距離計測用のハイスピードレーザースキャナー「 FARO FocusS350 /150 」と、 タブレット PC に接続し狭小部分も手軽にスキャンできる 「 Mantisvision F5-B 」のスキャンデータを組み合わせる工程をお見せします。 FocusS350 /150 付属のソフトウェアである「 SCENE 」は、 Mantisvision シリーズでスキャンしたデータを読み込み、 データの位置合わせを行うことができます。 中距離レーザースキャナーでは撮りきれないスキャン場所は、 MantisvisionF5 シリーズで補完することが可能となります。 ■セミナー内容 ・ Mantisvision F5 の紹介、実演 ・ FARO FocusS350 /150 の紹介、実演 ・ SCENE 上で FocusS350 /150 と F5-B のスキャンデータの位置合わせ ・質疑応答 ■会場 〒 135-0064 東京都江東区青海 2-5-10  テレコムセンタービル東棟 14F MONO  大会議室 ■開催日時 2017 年 1 月 31 日 ( 火 )13:00 ~ 16:00 ▼お申込みはコチラ  ⇒  http://www.dipross-online.com/products/detail.php?product_id=89 3D スキャナー × Geomagic DesignX 体験セミナー 3D プリンターを使った造形や、 3D スキャナーを使った リバ

3日間でRhino中級レベルにステップアップ!

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新年明けましておめでとうございます。 今年もディプロスは製造業に関わる皆様を全力でサポートいたします。 本日は、Rhino基礎モデリングコースの詳細な内容についてご紹介いたします。 文章が多めの記事になりますが、どうかお付き合いください。 Rhino基礎モデリングコース(レベル1トレーニング)は、3日間で¥108,000のCAD操作トレーニングです。 受講される方は、3日連続で会社を抜けて弊社まで来ていただくことになりますし、 ヒト1人の教育費用としては高額な商品になりますので、正確な内容を知った上でお申込みいただければと思います。 Rhinoceros基礎モデリングコースの概要 Rhinoでモデリングを行うには、サーフェスの骨組みとなる曲線の作図が不可欠です。 まずは素早く正確な曲線が作れるように作図コマンドについて学習し、その後サーフェスコマンドをご紹介していきます。 そしてRhinoで採用しているNURBSモデリングの3つの要素、制御点/次数/ノットについても学びます。 これらの学習により、自由曲線および自由曲面の扱いを得意とするRhinoの機能を充分に理解して、3Dモデルの形状調整ができるようになります。 また、曲面形状の製品を寸法に沿ってモデリングするアプローチ方法についても学んでいただきます。 各単元の習得内容 ■Rhinocerosの基本操作 「何事も基本が大事」といいますが、Rhinoの場合もそれは同じです。 Rhinoで取り扱うオブジェクトの呼称、オブジェクトを多方向から見られるように画面を動かしたり、 マウスで入力できる機能を理解しておくことで、モデリング作業全体を効率よく進められる成果へとつながります。 以下、学習項目の箇条書きです↓ ・サーフェス、ポリサーフェス、アイソカーブ、エッジ、ソリッド、ポリライン、メッシュのちがい ・操作画面(インターフェース)の説明/ビューの操作 ・素早い操作を行う為のマウス指示(オブジェクトの選択と右ボタンの機能について) ・オブジェクトの表示/非表示およびロック ・重複オブジェクトの選択 ・モデルの新規作成、インポートとエクスポート、保存の種類 ・パネルの操作(色変更・レイヤ管理) ・傾いた面上にモデリングするには(作業平面の理解) ■2Dオブジェクトの作成 Rhinoでサーフェスを作成するには骨組みとなるライ