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Showing posts from May, 2016

円弧の半径の確認方法

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モデリング担当の濱地です。 Rhinocerosの円弧の半径の確認方法は主に2つありますが、今回はその違いについてご紹介したいと思います。 一つめは寸法ツールバーの半径寸法コマンドを用いた確認方法で、使い方としては コマンドを起動させて半径を知りたい円弧を選択します。 (この時に正しいビューポートでないと結果がうまく出てこないので注意してください。) ↓失敗例 ↓成功例 矢印と半径が出てくるのでお好きなところでクリック この方法はビューポート上に測定結果が残るので、作図をする時や結果を残しておきたい場合などに使います。 もう一つは解析ツールバーの半径コマンドを使います。 コマンドを起動させて円弧を選択すると画面上部のコマンドヒストリウィンドウに直径と半径が表示されます。 このコマンドは一つ目の半径寸法コマンドより早く、Perspectiveビューでも測定できて、測定結果で出た半径(直径)の円を作成することもできます。 測定結果がすぐに出てビューポート上にも残らないので、モデリングをしているときにはこちらのコマンドの方が良いかと思います。 今回ご紹介したように、似たようなコマンドでも使い勝手が違うものがありますので、ぜひ使い分けてみてください。

【無料セミナー】3Dスキャナー選定時のポイントとGeomagic製品ご紹介セミナー

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無料セミナーの定期開催のお知らせ こんにちは。ディプロスの営業担当の山田です。 5/20(金)に弊社セミナールームにて「3Dスキャナー選定時のポイントとGeomagic製品無料セミナー」を開催いたしました。ディプロスでは定期的にスキャナーの無料セミナーを実施しておりまして、参加してくださったお客様に 3Dスキャナーとはどういった装置なのか 3Dスキャナーが今世間で注目されている理由 3Dスキャナーの活用事例 3Dスキャナー選定のポイント 流通している3Dスキャナーの特徴 などの情報を「無料」でご紹介しています。 実際に3Dスキャナーを使ってどのように3次元のデータが撮影され、仕事で利用されるデータにモデリングされていくのか、その一部始終を見ていただくことができます。 どんな方が参加されているのか? 今回のセミナーでは「自動車開発」「照明機器の設計/製造」「3Dプリンターを取り扱う商社」などの方々に今回は参加して頂くことができ、様々な議論が交わされていました。 「自動車関連で3Dスキャナーを利用できる場面はどのようなケースが考えられるか?」 「自社製品をスキャンして、他社の競合製品と比較したい」 「設計時のデータと完成品の標準偏差は見られるのか?」 「3Dスキャナーで撮影できるもの、できないものは何か?」 「どれぐらいのスピード感でスキャンが可能なのか?」 等々のたくさんの質問が寄せられ、一つ一つお答えしていく時間をとりました。 また3Dスキャナーだけでなく、撮影したスキャンデータを加工していくためのCADソフトとして、「Geomagic Design X」と呼ばれる製品のご紹介を差し上げました。Geomagic Design Xとは、主にリバースモデリングに特化しており、メッシュデータからワンクリックでサーフェス化、穴埋めを行うことができる強力なソフトウェアです。実際に現場で、どのように作業が行われているのか、弊社の鈴木が実際の操作感と、その特徴をご紹介致しました。 これってスキャンできる?を解決します セミナー当日に被写体となる物をお持ちいただければ、その場でスキャンをお受けしております。実際にスキャンされたデータを見て頂くことで、「より具体的に自社で活用ができるか検討が可能で助かります」とお客様からはご好評いただいております。 次回セミナーのご案内 次回の無料ス

Rhinocerosでのモデルの表示設定方法

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Rhino教育業務担当の勝間です。 サーフェスモデラーであるRhinocerosは、デザインされたサーフェス作成時に使用されている方が多いかと思います。 モデリングを完成に導くには現状の形状のチェックが必須です。 今回はそんなデザインモデル作成中に便利なコマンドをいくつかご紹介します。 サーフェスは、面の張り方によってはたくさんのアイソカーブが表示されてしまいます。 上のモデルでは、そのせいで作成中のサーフェスの形状が見えにくくなっています。 そんな時は、シェーディングビューポートコマンドの一つ左にある、【シェーディング】というコマンドを使いましょう。 アイソカーブとエッジが非表示になり、シェーディング面だけの表示になります。 ちなみにコマンドプロンプト内のオプション設定で、ワールド座標軸やカーブの表示のON/OFFなども切り替えられます。 別の方法もあります。 モデル全体を選択し、【オブジェクトのプロパティ】コマンドにて画面の右側にプロパティパネルを出します。 “アイソカーブの密度”の欄で“表示”のチェックを外せば、通常のシェーディング時にもサーフェス表面のアイソカーブが非表示の状態になります。 以上のようなコマンドを使用すれば 形状の起伏のみを確認し、立体的な良し悪しを素早く判断できます。 Rhinoではデザインツールとして他にも画面の表示項目は細かく設定できますので、また次の機会にご紹介していきます。

作例: Grasshopperを使用したデザインボトルの作成

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今回はGrasshopperを使用したデザインボトルの作例を紹介します。 ボトルなどの回転体はGrasshopperの得意とするモチーフです。 螺旋状のボトルをGrasshopperで高さ、回転数、角数などを制御できるようなアルゴリズムを作成してみました。 Rhinoceros側で用意するものはボトルの外形線のみです。 それぞれの数値スライダー、断面線、Graph Mapperを使用して様々な形のシミュレーションができます。 それぞれ作成したボトルを化粧品っぽくアレンジしてレンダリングしてみました。 (レンダリングはMODOです) キャップなどはベイクした後にRhinoceros側で作成しています。 Grasshopperはこのようにバリエーションを検討する際に非常に有効的です。 回転体はGrasshopperでも初心者向けなので是非チャレンジしてみて下さい。